HAPPY TO YOU💕育児と自分磨きの日々

ロンドンで7歳と2歳の育児中のワーキングママの日記です。ずっと抱えてきた心の傷を治すべく格闘した日々の振り返りと日々の育児と日々の記録を書いています。

学校で起こっていること

今日は朝から息子に激怒した私。

ジャムをつけたベーグルを朝食に食べてた息子。私は洗濯を片付けながら家じゅうをウロウロしてたので彼の横に座ってあげられてなかった。息子はジャム付きのパンを持ったまま私を追いかけてきて床にジャムを落として、さらには私のアテンションが欲しかった彼は怒り狂って近くにあったブランケットを投げようとしてました。ご想像の通りブランケットにジャムがついたわけで…。落ちてたジャムを踏んで靴下ベトベトだしブランケットは汚れるし踏んだり蹴ったり。そんで怒り狂った私。落ち着こうぜ自分。感情のコントロールができてない。

 

昨日も少し感情のコントロールができてなかった私。子供にイライラとかではなく、娘の学校で何が行われてるのかを少し聞いてびっくりした。

 

娘はロンドンの公立小学校に通っています。1学年30人で7学年と保育園がついた小さい学校。彼女は今3年生。

イギリスの教育システムを知らないまま当時必死に探した小学校で最終的にはココでいいか的な感じになったのかな。外国人で英語も中途半端な私が学校でママ友も作れたし保護者会の手伝いとして学校のイベントに参加できてるし、何より娘が学校好きで楽しく通ってるので後悔はありません。

入学したての頃はわからなかったけれど、徐々に見えてくる問題。

娘のクラスにはSpecial needsと呼ばれる支援が必要な子供が他の学年よりも多くいます。さらには、超優等生タイプの学力の高い子供も多くいます。30人の同じ学年の中で学力の差が例年稀にみるほど開いているらしい。そんなクラスをまとめる先生は相当大変らしい。イギリスは日本と違って優秀な子供にはそれ相応のレベルの課題をやらせたり、個別に対応することを政府が求めているようです。どのレベルの子供もサポートしてさらに上を目指させる。

一見素晴らしいことのように聞こえるけれど、実際に政府が行おうとしてるのは、教育関連費の削除。要は学校にあてがってた資金を削減して財政難を乗り切ろうということ。選挙権もない私がガタガタいう権利はないんだけど、やっぱりどうかしてるなってのが私の気持ち。今の首相は公立進学校出身者。彼女はイギリス全体の最低学力向上には興味はなく、できる子供だけを伸ばしたい。だから公立進学校を増やしましょうっていう考え方らしい。いわゆる富裕層の中だけで暮らしてるとそんな風な考え方になるのかな。私の見てるイギリスの最低学力は日本とは比にならないほど低いです。それがきっと世代間連鎖で続いて行ってる現実。

 

話はそれてしまいましたが、娘のクラスはとても難しいクラス。

少し前からクラスメイトのママから校長を交えて娘のクラスのことについて話し合いたいと言われていた。いまいち状況がつかめていなかった私は適当に返事してたのだけれど、昨日クラスメイトのママから事情を聞いた。

1、Special needsの子供たちも授業中同じ空間にいて、先生が講義をしてる間に話をしたりして他の子供が集中して勉強できない。

2、支援が必要な子供が多くいることで先生たちが遠足に行くことを嫌がってるから3年生は遠足に行けていない。

要はこういうことが心配の種だということ。

娘に聞いてた話だけで判断すると1は娘に限っては当てはまってない様子。Special needsの子供たちは特定の授業の時は別室で特別な勉強をしてるし、他に授業を邪魔するような子供が出てきた場合は罰として別の学年のクラスに送り込まれるらしい。昨日娘に聞いたら市町村から認定は受けてないけど、授業を妨害するK君という子がいるらしい。彼は先生に注意を受けると感情のコントロールができなくなって怒り狂うのだとか。ゴミ箱をひっくり返したり暴れるらしい。そうなると一度部屋から退出させて落ち着かせる。落ち着いたら教室に戻って散らかした教室を片付けさせるらしい。K君は問題行動が多い子供だから学校側としても結構大変だけれど、娘曰く毎日保護者に連絡を取って必要ならば早退させるという手段もとっているとのこと。

聞いてると学校はできる限りの方法で頑張って対応してるのだと思った。

娘に関しては家に魔の2歳児がいるから勉強の邪魔をされることは日常茶飯事。感情のコントロールができない弟に振り回されて殴られることもしょっちゅうある。そんな環境なので娘自体は授業中にK君が騒いでも気にならないらしい。大好きな算数の時間はちょっと難しい問題を与えられればK君が何をしてても彼女の耳には入らないらしい。すごいぞ娘。

そして問題が2つめの遠足問題。

子どもにとって遠足って大事。うちの娘も例外ではなく遠足大好き。

2週間ほど前映画館に遠足で行きます。という手紙が学校から配られたのだけど、翌日に学校から「昨日配った遠足に関する手紙はこちら側のミスで3年生ではなく2年生のに配らなければいけなかったもの。ごめんなさい」とメールが来た。おぃ何だそれ‼ってちょっと憤ったのを覚えてる。

クラスメイトのママの憶測も多分に含まれた中での話なのでどこまでが真実かわからないけれど、娘のクラスは支援が必要な子供が多いから外に遠足に行くのは多大な労力が必要。だからクラス担任が遠足に行くことを拒否したと。

これが真実なら親として黙っててはいけないなと思った。

その後、他のママも加えて詳しい事情を聞いた。クラス担任は遠足には乗り気ではないのは確かな様子。だけど、立場上表立って言えないのも事実だと思う。実際支援が必要な子供たちを連れて学校の外に出ること自体、学校としては危険だから。学校側の言い分も理解できる。だって学校は子供たちに学ぶ環境を整えるのも仕事だけど、子どもたちの安全を守るという一番大事な任務も担っているわけで。

だけど、学校側の言い分だけで遠足を他のクラスよりも減らされている娘のクラスの子供たちは不運でしかない。娘もよく自分のクラスは全然遠足に行けないということを言ってた。

いよいよ重い腰を上げる時なのかなと思う。

娘のクラスが難しいクラスであることは一度遠足に同行してわかったつもりでいる。だから保護者ができるヘルプを話し合おうと思う。ネガティブなイメージを相手に抱いたままの話し合いでは解決しないことは最近になってようやく理解した⁽おそっ⁾。娘のクラスが集中して勉強できる環境を整えられるように、遠足に出かけられるように、クラスの先生はどんなヘルプを必要としているのか、そして保護者はどの程度助けられるのか。そういったことも含めて話し合う必要があるのかなと思う。

長くなっちゃったので今日はココで終わります。またこの話の続きが書けるようになったら書いていきたいと思います。外国人の私ができることは限られてるけどね。英語だって超微妙だし。なんせ7歳の娘に負けてるもん。