HAPPY TO YOU💕育児と自分磨きの日々

ロンドンで7歳と2歳の育児中のワーキングママの日記です。ずっと抱えてきた心の傷を治すべく格闘した日々の振り返りと日々の育児と日々の記録を書いています。

娘の涙

バスを乗り継いでお迎えに行くと今朝ブログに書いたのですが、結局今日は雪が全然降らなかったし車道の雪もほとんど溶けてたので車で迎えにいきました。慎重に大きい道を選んで運転してたのですが…途中で雪が降り始め…吹雪に。溶けかけた雪の上にさらに積もり始めて大慌て。お金を持ってなかったので車だけどこかに止めてバスで帰るわけにもいかず無理矢理吹雪の中運転して戻ってきました。吹雪の中で周りの車も徐行運転で渋滞気味の道中だったので大きな問題なく帰ってこれました。

お迎えの帰りの車内で祖母が亡くなったことを娘に伝えました。娘にとっては祖祖母にあたるわけですが、祖母が実家で両親と同居しており私も娘を連れて実家に長期帰国してたりと娘にとっても大きな存在だった祖母。娘が3ー4歳の時に日本の幼稚園に通ってた10ヶ月間は祖母にとってもひ孫との楽しい時間だったと思います。デイケアの送り出しからお迎えをして夕方は祖母の部屋で好き放題遊んでました。足が悪くなってたので祖母は椅子に座ったままではありましたが、3歳の娘と90歳目前の祖母で2時間近く2人きりで話したり。両親と同居しているとは言え、いつも自分の部屋で一人きりで過ごすことが多かった祖母にとっては娘が日本にいる間は祖母も気持ちに張り合いもあったように感じました。娘も自ら祖母の部屋に楽しそうに出かけていってたし。帰国の時はいつも涙を流しながら見送ってくれました。

そんな祖祖母の死を知って娘は声をあげて帰宅までの45分間泣き続けてました。夏に帰るまで頑張ってくれればまた会えるねと12月の帰国以降口にしていた娘の願いは届きませんでした。ただ彼女が流してくれた涙、そして共に過ごしてくれた楽しい時間に祖母は感謝してくれているし喜んでくれていると思います。

イギリスでは葬儀は悲しみの意味合いよりもお祝いといった感じらしいと聞いたことがあります。故人が人生を全うしたことに対するお祝い。故人の好きな音楽を流して故人の成し遂げた事を披露するのかな。私はイギリスでは葬儀に参列したことないので実際のところはわかりませんが、友人は日本式よりイギリス式の方が好きだと言ってました。祖母の場合も長寿全う。戦争の時代に生きた大正生まれの一人の女性。そんな彼女の人生に乾杯🍻そんな葬儀になればいいなと遠くから願っています。今夜はお線香はないのでお香を賃貸物件に住んでるので換気扇の下で焚きながら手を合わせて黙祷しようかと思っています。祖母が大好きだったマカロニグラタンを作りたいのですが…ミルクアレルギーの我が家は牛乳を使えないのでグラタンはまたの機会にしたいと思います。誰か食べられる人に食べてもらえる日に作って祖母に思いを馳せられる日まで延期。


娘のおかげで私も涙を流すことができました。ありがとう。いつも私の支えの彼女。きっと祖母はこれからも私たちの事を見守ってくれるはず。