HAPPY TO YOU💕育児と自分磨きの日々

ロンドンで7歳と2歳の育児中のワーキングママの日記です。ずっと抱えてきた心の傷を治すべく格闘した日々の振り返りと日々の育児と日々の記録を書いています。

人のことを貶すこと

恥を承知で言えば私は人を貶すことが得意でした⁽過去形でありたい⁾。今は改善されたと信じています⁽信じたいともいう⁾。

思い起こせば私は小学生のころから他人と自分を比べて凹んで、その反動で他人の欠点ばかりを探していたような気がします。

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫):ドロシー ロー ノルド

をパラパラとみてた時に衝撃の言葉を見つけました。

「親に貶されて育った子供は他人を貶すようになる」

手元に本がないので一字一句あってるかどうかはわかりませんが、このような文章でした。

当時自分が他人のことを貶してばかりいるなということには気づいていたのですが、なぜ自分がそんな思考回路になるのかわかりませんでした。自分の嫌いで治したかった部分だったけれど、気づけば人を貶してる。そんな日々の中で見つけた本だったように覚えています。当時はまだまだ悩みまくってた頃だったので、「あーそういうことかー」って妙に腑に落ちました。

そもそも、人を貶すことに良いことはあるのか?私の経験上ないです。人のことを貶して一瞬自分が優位にたったような感覚を感じることはありますが、そのあと怒涛のように凹みます。いまだに精神的に追いつめられると自分の欠点ばかりが目に付いて辛くなって、その反動なのか「あの人だってこういう悪い、できてない部分あるじゃん。私はあの人より優れてる」っていう無意味な思考回路を働かせてしまうことがあります。今はこの思考回路に入ったら疲れてるから休めのサインだと理解してるので、だらだらと負のサイクルに陥ることはなくなりましたし、この思考回路が表れてくる回数も急激に減りました。生き辛さを感じていた時はすごかった。毎日、数時間おきくらいのレベルの日も多々あったと思います。そりゃー辛いわ。

私自身まだまだ苦しんできた心の闇に引き込まれそうになる瞬間が多々あります。引き込まれてしまっちゃう日もありますが、闇の中でもがき続けることはなくなったように思います。娘を妊娠してからもがき苦しんだ成果なのかなと思います。もがき苦しんだ過程をアップすると言ってたのに、できてません。どこかで誰かの役に立つかもしれないので、再開したいと思います。

知人に私と同じように苦しい幼少期を過ごした人がいます。彼女は友人ではないので詳しいことはわかりませんが、まだもがき苦しむ前の段階にいるように思います。キーパーソンである母親の近くから距離の遠いイギリスに移ってきたけれど、母親の呪縛に今も縛られたままの彼女。幼少期にかけられた言葉とともに大人になってからかけられた言葉からも苦しんでいるように見えました。マウンティング女子な彼女は彼女自身が決めた自分より上だと認めた人にだけゴマすりをして人間関係を維持し、下だと判断した人は見下し嫌がらせもする。一生懸命仕事して昇進しても自分自身を認めてあげることもできず辛いだろなと思います。自分の認めた人に媚を売って、彼らからかけられる言葉で一喜一憂してるけれど、本当に彼女が求めているのは母親から認められること。

 

他人の評価に一喜一憂するのではなく、自分自身で自分を認めてあげること。毎回結果が伴うわけではないので、結果ではなく努力した過程を認めることが大事。そして、今ある幸せを認識すること。

簡単なようで難しい。少しでもできるようになったら生き辛さが和らぐこと間違いなし。

人間だから、欠点は誰にでもあります。できてない部分ばかりに目を向けず、できてる部分を褒めてあげる。それが心穏やかに暮らしていくポイントなのかもしれません。