HAPPY TO YOU💕育児と自分磨きの日々

ロンドンで7歳と2歳の育児中のワーキングママの日記です。ずっと抱えてきた心の傷を治すべく格闘した日々の振り返りと日々の育児と日々の記録を書いています。

我が家が一番

昨日の飛行機でロンドンに戻ってきました。2週間弱の日本滞在は楽しいことも沢山ありましたが後味の悪い最後でした。やっぱり実家に行くと良い事ないなーって思ってしまう自分がいます。


美味しいものを沢山食べ続け、それなりのストレス下での仕事終わりって事で、ちょっと疲れ気味のまま夫と子どもたちのいる私の実家に移動。まず、そこで一番に聞かされたのは私抜きでの兄嫁との顔合わせ食事会があったということ。

兄が4月に結婚するにあたり、結婚式への参列を親から打診されていた私たち。私と兄は人様に言えないくらいの仲の悪さ。顔を見ても挨拶もしない、そんなレベル。兄曰く

「節度ある他人として接していきたい相手」

が私なのだそう。そんな私に向かって親は

「交通費も払うから結婚式に参列するために帰ってきて欲しい」

と連絡してきた。

すでにこの時、夫と子供たちの帰国は決まっていたが、私は出張先の都合で保留状態。ほぼ決まってはいたものの確定ではなかったので親には伝えていなかった。

この親からの結婚式参列の打診メールを見てイラッとしてしまった私。昨年夏に父親から「兄が私と節度ある他人として接していきたい」と聞かされていたにもかかわらずわ、そんな相手である私に

「結婚式に参列してくれると嬉しい」

と意味不明な打診をしてきたことに苛立った。兄妹の結婚式は参列すべきなのかもしれない、だけど時間と労力を使って憎き相手の幸せの門出を祝うほどの気力も体力もなかった。この事で父親とメールで怒りのやりとりをした。が、結局式場が見つからず、私たちの帰国後の月末に結婚式をする運びとなり家族全員が日程的に不可能になったため話は終了。

新郎の妹家族が結婚式に参列できない事態を重く見たのか、的外れな父親が考え出したプチ顔合わせ会。妹である私を説得するのは至難の技で面倒だと考え、夫と子供たちだけを誘って兄と新婦、そして両親の7人で私には内緒の食事会を行った。食事会の日は私が東京で仕事してる平日の昼間。物理的にも参加不可能な日をわざわざ選び内密に事を進めた様子。除外された怒りなのか…自分でも理解できない感情だったけど、世間体を考えて娘の感情は放置して娘婿と孫たちを兄嫁に合わせた。

この事について話しても意味がないと思った私は母に少しの文句は言ったものの、スルーする事にした。自分の用事も忙しかったし、両親ともあまり顔を合わせる時間もなかったのも事実。そのまま平穏に過ごして帰路につくはずだった私に残念な兄が出発の10分前に話しかけてきた。持ち帰るスーツケースを玄関に運んでるタイミングに

「これから親が弱ってきたら、どうすんの?」

なんとまーすごいタイミングでヘビーなトピックをぶっ込んで来た兄。母から親の老後の面倒を見るために結婚後も同居したいと兄夫婦から言ってきたと聞いていた。兄のことが大好きで自慢な母は嬉しそうに話してた。

私、「あなたが面倒診るんじゃないの?」

兄、「それは診るしお前になんの期待もしてない。弱ってきたら連絡が欲しいんか?」

私、「それはあなたが決める事であって私の問題ではないけど」

とのやり取りをした時点で兄が激昂した。状況から推測するに彼は私に連絡が欲しいと言って欲しかった様子。ただ、私の考えは違った。もちろん、親の調子が悪いとわかれば帰国して会いにも行くけど、不仲の兄が親の面倒を診てくれているという事を考えれば連絡をもらえる保証なんてどこにもない。私が連絡が欲しいと懇願したところで連絡をする、しないの判断は全て兄に委ねられる。ならば、なぜ私が今の状態で連絡が欲しいと彼に懇願しなければならないのか、と思ったから上記の返事を返した。

父も母も兄も全員同じような価値観の人たち。だからこそ、彼らは一緒にやっていける。何でも器用にこなして優秀だった自慢の息子を溺愛する親。それに比べて勉強も運動もできなかった私。それに加えて大人になってからあーだこーだと過去の親に対する恨みを訴えてくる娘。煙たくはあっても可愛いはずはない。

友達からは親への感謝を忘れずにと再三にわたり言われてきてるけど、相手がたからぶっ込まれる大砲の数々に理性なんて働かず、マシンガンを打ちまくってる状態の私。

事実だけを整理すれば、40前の息子がようやく結婚(田舎なので、かなり遅いから親も心配だったはず)。親の面倒を看る前提で同居。

これだけの話。

親の映像の中には

自慢の息子が私たちのことを考えて同居してくれる、嬉しい。

私の映像の中には

不仲の兄が親と同居。ってことは、帰る実家がなくなったってことだな。

こんな風にたった一つの事実なのに、全く違った色眼鏡がかけられている。

こんな相反する状況の私と親と意見が合うわけがない。そう諦めるのか。はたまた協議するのか…それはないか。